ADHDの診断基準、DSMのチェック項目リスト。6個以上でADHDの可能性

赤ペンでチェックリストにチェックを付けている写真ADHDの診断はどのように行われるのでしょうか?

ADHDは脳機能に原因がある行動障害ですが、体の疾患と違って、血液検査や身体検査で発見できるものではありません。

そのため、問診を通じて問題行動をチェックし、最終的には医師の判断でADHDかどうかの診断がなされます。

その際に最も広く使われているのが、アメリカ精神医学会が定めているDSMという診断基準。

ADHDだけでなく、さまざまな精神障害や行動障害の診断に使われている、国際的な診断基準です。

どのような基準でADHDの診断が行われるのか、最新版であるDSM-VのADHD診断チェックリストを紹介します。

自分がADHDなのでは?子供や家族がADHDなのでは?と感じている人は、一度確認してみると参考になると思います。

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DSMによるADHDの定義

DSMでは、ADHDの診断基準を次のように定義しています。

「不注意、および/または多動性・衝動性の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6ヶ月間持続したことがあり、その程度は不適応的で、発達の水準に相応しない」

英語からの翻訳なので、なんだかまだるっこしい言い回しになっていますが…(^_^;)

要するに、チェックリストのうち6項目以上が当てはまり、年齢に不相応なレベルで問題行動が出ている、ということです。

では、具体的なチェックリストの項目を見ていきましょう。ADHDの特徴ごとに、不注意・多動性・衝動性の3つのカテゴリーに分けられています。

※DSMのADHD診断基準はあちこちで紹介されていますが、英語からの日本語訳になるため、細かい言葉遣いはそれぞれに異なり、一字一句同じにはなっていません。当サイトでも、原文をもとに私の言葉で書いている部分が多いので、書籍やその他HPとまったく同じ文言ではないことをご理解のうえお読みください。

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ADHDチェックリスト - 不注意

  • 学業や仕事、その他の活動において細やかな注意ができず、ケアレスミスが多い。
  • 注意を集中し続けることができない。
  • 話しかけられても聞いていないことがある。
  • 指示を聞いていてもそのとおりにできず、学業や仕事などでの課題を達成できない。
  • 課題や活動を段取り良く行うことができない。
  • 精神的に集中しなければいけない課題が苦手である。
  • 外部からの刺激ですぐに気が散ってしまう。
  • 日常の活動を怠る。

ADHD診断チェックリスト - 衝動性

  • 質問を聞き終える前に、答え始めてしまう。
  • 順番を待つことが苦手である。
  • 他の人の行動を邪魔したり、さえぎったりする。

ADHD診断チェックリスト - 多動性

  • 着席中にそわそわしたり、手足をもじもじと動かしたりする。
  • 座っていなければならない場面で、席を離れてしまう。
  • 不適切な状況で、走り回ったり高い所へ登ったりする。
  • 静かに遊んだり、余暇を過ごすことができない。
  • じっとすることができなかったり、突き動かされるように行動する。
  • しゃべりすぎることがある。

上記のリストにある行動が6個以上あてはまる場合、ADHDの可能性が高くなります。

ADHDは一種の体質のようなものなので、障害自体を完治するという性質のものではありません。

でも、ADHDとは何かを知れば、欠点を抑えて長所を伸ばす上手な付き合い方がわかりますし、適切な治療を受ければ、格段に生活しやすくもなります。

チェックリストを見て「もしかして」と思ったら、一度お近くの心療内科や精神科で相談してみてはいかがでしょうか。

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HPが少々怪しい印象を受けてしまうのですが、著者は発達障害のコーチング・カウンセリングを専門とする会社の経営者。机上の空論ではなく現場での経験から「どうすればADHDを改善できるのか」を具体的に教えてくれます。なかには驚くような内容もありますが、一度先入観を捨てて読む価値があるマニュアルです。

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